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2019/2/1

信用と信頼

弊社は、2019年2月1日から第二期に入りました。
創業当初から多くの皆様に支えて頂き、無事に第二期を迎えた今、改めて感謝申し上げます。

ここまでの道のりは順風満帆とはいかず、やはり大小様々な壁に突き当たりました。 一つひとつの壁を乗り越える過程で、実に色々なことを考えさせられました。 なかでも「お取引様との関係」と「社員との関係」ついては、一年を通じて考え続けることになりました。 振り返ると、そこにあったキーワードは「信用」と「信頼」だったと思います。今回は、信用と信頼について考えてみます。

信用と信頼は、これまで無意識に使い分けてきましたが、改めてその意味を調べると、それぞれ次のような内容です。

  信用:信じて用いること。
  信頼:信じてたよること。

まさに読んで字の如くですが、私の理解では、

  「信用とは過去の実績の積み重ねにより得られるもので、信頼とは未来に対する期待が含まれているもの」

だと思います。

信用を得るためには、実績を残し続けることが大切です。信頼してもらうためには、単に実績を残すだけではなく、実績の残し方が大切です。

例えば、与えられた仕事を決められた品質と納期で完遂し続ければ、信用は得られるでしょう。 お客様からは「仕事をやり切ってくれるひと(会社)だ」と信用を得ることはできると思います。 でも、それだけでは信頼まで得るのは難しいのではないでしょうか。 与えられた仕事に対して真摯に向き合い、単に仕事をこなすだけではなく、時にはお客様の立場になってより良い提案をしたり、良い報告だけではなく悪い報告もタイムリーに行ったり、 お客様の立場で、お客様と一体になって仕事をすれば、「仕事をやり切ってくれるのは当然だが、このひと(会社)は何か困難なことが起きても頼れそうだ」と信頼をも勝ち取ることができるのではないでしょうか。

もう少し具体的な話を書きます。
繰り返しになりますが、信頼してもらうためには信用が必要で、信用してもらうためには実績作りが大切です。 しかし、いくら実績を残したとしても、実績を残す過程で次に示すようなことがあっては、その先の信頼を勝ち取ることは難しくなります。

  ・出来ない理由の羅列や後ろ向き発言ばかり
  ・主体性や責任感が低く、言われたことだけ淡々とこなす姿勢
  ・同じ過ちの繰り返し。同じ間違いを三度四度
  ・タイムリーな報連相の不足
  ・遅刻や無断欠勤、不十分な体調管理などの勤怠問題

一方で、仕事で信頼を得るタイプの人は上記の裏返しで、例えば次のような人たちでしょう。

  ・どのような環境下でも前向きな言動、提案型の仕事
  ・主体性と責任感を持って、担当領域に一歩踏み込む姿勢
  ・吸収力の速さ
  ・ポイントを抑えた正確な報連相
  ・勤怠の問題がない

ここで、ひとつ気を付けておきたいことがあります。 たとえ、信頼関係が構築され気心が知れたとしても、相手は「お客様」という認識を忘れないことです。 お客様との関係は、お友達ではありません。感謝の気持ちを忘れてはいけません。
また、細かなことですが、接客にふさわしい身なりや挨拶を心がけることも大切です。 例えば、キチンとアイロンがけされたシャツ、整えられた髪、手入れの行き届いた靴で仕事をしているひとと、その逆のひとを見てどう感じるか? 例えば、朝、昼、夜の挨拶や感謝の言葉がキチンと出るひととそうでないひとを見てどう感じるか? お客様は、日々このようなところも見ていて、信頼できるひと(会社)かどうかを評価しているのだと思います。

さて、弊社は創業間もない会社です。仕事の実績はまだ少なく、会社として十分な信用を得るにはもう少し時間が必要です。 しかし、お取引様には、会社の信用だけではなく、そこに属する一人ひとりとのこれまでの関係をもとに弊社を信用して頂き、継続的に仕事を出して頂いています。 しかし、これで満足していては成長がありません。弊社が向かうところは、信頼される技術者集団、信頼される会社です。 お客様から頼られて初めて弊社の存在意義があるのだと思います。弊社が単に「用いられる」のではなく「頼られる」ためには、やはり一人ひとりの仕事への向き合い方が大切だと感じています。
お客様から頂く仕事に真摯に向き合い、お客様の期待に応える努力と自己研鑽を続け、お客様も弊社も一緒に成長していけるような会社にしていくことが大切で、弊社はそこを目指したいと考えています。

信用だけではなく、信頼される会社を目指し、今期も役員ならびに従業員一同邁進して参ります。

代表取締役 長谷川 光洋

株式会社 鹿児島インサイト 代表取締役 長谷川光洋

略歴

1967年11月 埼玉県生まれ。少年時代を鹿児島県で過ごす。
1990年4月 NECに入社。通信事業者関連のシステム開発に従事し、大規模システムのインフラ基盤設計・構築を担当。その後、プロジェクトマネジメント業務に従事。
2002年7月 米国PMI(Project Management Institute)のPMP(Project Management Professional)を取得。
2004年9月 PMAJ(Project Management Association of Japan)のPMS(Project Management Specialist)を取得。
2008年7月 NECを退職。同年8月(株)クリマ・ソフト(本社東京)に入社。
2009年7月 (株)クリマ・ソフト鹿児島事業所の事業所長として約80名~100名体制で事業を推進。
2011年5月 (株)鹿児島クリマ(現KQRMホールディングス(株))の代表取締役を兼務。
2013年5月 (株)クリマ・ソフトを退社し、(株)鹿児島クリマの代表取締役に専従。
2017年12月 (株)鹿児島クリマの代表取締役を退任。
2018年2月 (株)鹿児島インサイトを設立、代表取締役に就任。

趣味はドライブと温泉めぐり。座右の銘は「精神一到何事か成らざらん」。

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